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山形・米沢で最大10基の風車建設取りやめ…イヌワシなど環境への影響懸念し撤回求める声相次ぎ

読売新聞 / 2024年9月29日 15時29分

 「JR東日本エネルギー開発」(東京)は27日、山形県米沢市の栗子山で計画していた風力発電事業を取りやめると発表した。同社は2019年から計画に着手し、最大10基(最大出力3万4000キロ・ワット)の風車建設を目指していた。

 現在は環境影響評価(アセスメント)手続きの準備書の段階だった。近藤洋介市長が絶滅危惧種のイヌワシへの影響などから白紙撤回を求めたほか、吉村知事も環境への影響などを懸念する意見書を経済産業省に提出。経済産業相は19日付で、事業の見直しを同社に勧告していた。

 同社は指摘内容を検討した結果、「スケジュールの大幅な遅延とコストの増大が見込まれ、事業が成り立たない」と判断した。同社は、廃止に伴う諸手続きを進めるとしている。

 近藤市長は27日、緊急記者会見し、「速やかに賢明な決断をしていただいた。今回の計画には無理があり、地域との信頼構築がなかった」と述べた。風力発電を含めた再生エネルギーの導入は今後も進めるという。

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