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ロシア軍のICBM発射、ウクライナ空軍が発表…西側当局者「ICBMではない」と情報錯綜

読売新聞 / 2024年11月22日 0時10分

モスクワ川沿岸に建ち、ライトアップされたクレムリン

 ウクライナ空軍は21日、ロシア軍が同日早朝、露南部アストラハン州から大陸間弾道ミサイル(ICBM)1発を発射し、ウクライナ東部の都市ドニプロを攻撃したと発表した。米CNNは西側当局者が攻撃に使用された弾道ミサイルはICBMではないと述べたと報じており、情報が錯綜さくそうしている。

 攻撃はウクライナが米英から供与された長射程ミサイルで露領内が攻撃されたことに対する報復の可能性がある。ウクライナ空軍によると、極超音速ミサイル「キンジャル」1発、巡航ミサイル7発も発射された。「重大な被害は出ていない」としている。2人が負傷したとの情報もある。

 ウォロディミル・ゼレンスキー大統領はSNSで、攻撃に新型ミサイルが使用されたと指摘。「速度と高度はICBMの能力を示唆している」と述べ、調査していることを明らかにした。

 ロシアは19日、「核抑止力の国家政策指針」(核ドクトリン)を改定し、核攻撃に踏み切る要件を緩和した。ICBMは射程5500キロ・メートル以上とされ、核弾頭の搭載も可能だ。アストラハン州から約1000キロ・メートルのドニプロへの攻撃に使用したとすれば、ウクライナ支援を続ける米欧を威嚇する狙いがありそうだ。

 これに先立ち、英BBCなど複数の欧米メディアは20日、ウクライナ軍が英国から供与された長距離巡航ミサイル「ストームシャドー」を使い、初めて露領内を攻撃したと報じた。北朝鮮兵が派遣された露西部クルスク州の軍事標的に向けて発射したとみられるという。

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