1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 国際総合

オーストラリアで「16歳未満」のSNS禁止法が成立へ…違反の企業には最高50億円の罰金

読売新聞 / 2024年11月21日 21時2分

オーストラリアのアンソニー・アルバニージー首相=ロイター

 【ジャカルタ=作田総輝】オーストラリア政府は21日、子供のSNS利用を禁止する法案を議会に提出した。議論を重ねてきた適用年齢については「16歳未満」と定めた。保護者の同意があっても利用は禁じられる。適切な対策を講じないSNSの運営企業に罰金を科すことも盛り込んだ。

 アンソニー・アルバニージー豪首相は21日の声明で、「これは画期的な改革だ。抜け道を見つける子供もいるだろうが、我々は運営企業に自らの行動を正すようメッセージを送っている」と述べた。

 法案ではSNSの運営企業に対し、16歳未満の子供による接続を防ぐための「合理的な措置」を求め、違反した場合は最高で4950万豪ドル(約50億円)の罰金を科す。保護者や子供への罰則は設けない。

 X(旧ツイッター)やTikTok(ティックトック)、インスタグラムなどが禁止対象に含まれる見通しだが、教育的な要素があるとしてユーチューブの利用は認められる。

 SNSの規制強化を巡っては、最大野党の自由党も賛成している。法案は可決される公算が大きく、可決されれば1年の猶予期間を経て施行される。

 豪州ではSNSがいじめや性犯罪の原因になっているとして、保護者らが利用制限を求める運動を展開した。世論調査会社などが8月に実施した調査では、回答した約1500人の約6割が若者のSNS利用を禁止することに賛成した。一方で、専門家からは年齢制限の実効性を疑問視する意見が出ている。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください