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パリ「銀」スケボー赤間凛音が因縁のSLS東京で2位…昨年は練習で骨折、1年後たくましさ示す

読売新聞 / 2024年11月23日 21時44分

ストリートリーグ女子決勝で高得点をだし、喜ぶ2位の赤間凛音(23日、有明アリーナで)=須藤菜々子撮影

 スケートボード・ストリート「ストリートリーグ(SLS)」東京大会(23日・東京有明アリーナ=読売新聞社協力)――男子はパリ五輪4位の白井空良(ムラサキスポーツ)が優勝した。2連覇を狙った東京、パリ五輪覇者の堀米雄斗(三井住友DSアセットマネジメント)は2位だった。女子はパリ五輪銀メダルの赤間凛音りずが2位、同五輪女王の吉沢ここ(ACT SB STORE)が3位。パリ五輪銅メダルのライッサ・レアウ(ブラジル)が優勝した。SLSは世界最高峰ツアーで、昨年に続いて東京で開催された。

 昨年は立つこともかなわなかった舞台で、パリ五輪銀メダルの赤間が輝いた。

 左右非対称で縦長という特殊なコースを安定した滑りで攻略。ランを3位で折り返すと、後半の一発技では、板に乗ったまま体ごと回す持ち味のトリックを連発。横回転しながら板先端部分で滑るトリックなどで点を伸ばした。「自分らしい滑りを見せられて楽しい大会になった」と頬を緩めた。

 昨年は前日練習で転倒して骨盤などを折って欠場。ただ、長期離脱中に体幹を鍛え直し、自分に合った横回転の技を磨いて殻を破ったことが、パリの表彰台へとつながった。

 「骨折をしてトレーニングも本格的に始め、体も強くなった。前よりは少し成長できたかな」。契機から1年。世界の頂点に迫れるほどにたくましくなったスケーターが、そこにはいた。(井上敬雄)

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