株価指数「読売３３３」に閣僚から期待の声…「資産形成にプラス」「投資の選択肢増える」

読売３３３のロゴ

　読売新聞社が来年３月に創設する「読売株価指数（読売３３３（さんさんさん））」に対し、閣僚らからは２９日、期待する声が相次いだ。

　赤沢経済再生相は閣議後の記者会見で「『資産運用立国』は岸田政権の重要政策で（石破政権は）さらに発展、加速していきたい立場。指標がわかりやすくて国民の資産形成に役立つものならプラスだ」と歓迎した。武藤経済産業相は「さらなる株式市場の活性化につながることは大変望ましい」と期待を示した。

　読売３３３の最大の特徴は、構成３３３銘柄の値動きを等しく反映する「等ウェート型」を採用することだ。巨大な企業に偏らず、比較的成長の余力がある企業の値動きを取り込める。

　加藤金融相は「国内で新たな株価指数の開発が新たな投資商品の提供につながることは、日本企業に投資を行う際の選択肢が増える」と語った。自民党の鈴木総務会長は「投資家にとっても参考とする株価指数が増え、『貯蓄から投資へ』の流れに貢献するのではないか」と述べた。