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体重オーバーで失格した「井上尚弥2世」、大みそかの挑戦者決定戦で「信頼取り戻す」

読売新聞 / 2024年11月30日 15時49分

挑戦者決定戦へ向けてポーズを取る堤駿斗

 世界ボクシング協会(WBA)スーパーフェザー級8位のホープ、堤駿斗はやと(25)(志成)が大みそかに東京・大田区総合体育館で再起をかけた一戦に挑む。

 アマ時代に世界ユースを制した堤は2022年にプロデビュー。昨年5月に日本のジム所属で最速となる3戦目で東洋太平洋フェザー級王座を獲得するなど、順調にキャリアを歩んでいた。ところが、今年4月の試合の前日計量で1・6キロの体重超過。3回KO勝ちしたものの、その後、日本ボクシングコミッションから6か月のライセンス停止処分を受けた。

 「井上尚弥2世」とも称されたエリートボクサーの挫折。「自分がやってしまったことの大きさ……。それが試合後、どんどん大きくなっていった。正直、1年ぐらい休んだ方がいいのかなと思った。謹慎中はただただ、自分のボクシングのレベルアップだけを考えて取り組んできた」。約1か月後にはランニングを始め、ジムでの練習も6月頃には再開した。

 再起戦は1階級上のスーパーフェザー級で、いきなり挑戦者決定戦になる。相手はWBA同級14位で、元世界王者のレネ・アルバラード(ニカラグア)。「自分がしっかりリングに立って戦っていくことでしか信頼を取り戻すことはできない。1度でもしてはいけない失敗をしてしまったので、もう2度は絶対にないよう、しっかりコンディションを整えて試合に挑みたい」

 海外合宿後に体調を崩して減量失敗につながったため、今回は時期を早めて11月中に米国合宿を終了。新たに減量のコーチもつけて体重管理に細心の注意を払っている。果たして「信頼」を取り戻し、世界に近づくことができるのか。様々な意味で重要な一戦になる。(荒井秀一)

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