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韓国大統領の支持率、就任以来最低の11%…あす採決の弾劾訴追案巡り与党議員7人「賛成」の意向

読売新聞 / 2024年12月13日 19時46分

国民に向けて演説する韓国の尹錫悦大統領(12日)=韓国大統領府提供、ロイター

 【ソウル=小池和樹】韓国の尹錫悦ユンソンニョル大統領に対する2回目の弾劾だんがい訴追案は14日、国会で採決される。韓国ギャラップが13日に発表した世論調査(10~12日実施)からは、尹氏と与党「国民の力」に強い逆風が吹いていることがうかがわれる。与党議員の造反の動きがどこまで広がるかが焦点だ。

 尹氏の支持率は前週比5ポイント減の11%となり、2022年5月の就任以来最低となった。不支持率は同10ポイント増の85%に上った。尹氏の弾劾については75%が賛成した。

 政党別支持率で「国民の力」は戒厳令宣布前の11月最終週には32%と左派系最大野党「共に民主党」(33%)とほぼ並んでいたが、24%まで急落した。共に民主党は40%に上がり、12月3日の戒厳令宣布を境に両党の差は開く一方だ。

 「国民の力」の韓東勲ハンドンフン代表は訴追案に「党として賛成すべきだ」(12日の党議員総会)との立場。13日夜時点で、韓氏に近い議員を中心に7人が記者会見やSNSを通じて賛成を示している。

 尹氏に近い議員は「弾劾反対が党方針だ」(13日、権性東クォンソンドン院内代表)との姿勢を崩していない。14日の議員総会で意見をまとめる。

 訴追案は13日午後、本会議に上程された。採決は14日午後4時に始まる予定だ。

 国会(定数300)の在籍議員の3分の2以上の賛成で可決される。野党や無所属など計192人に与党議員8人以上が加われば可決する。野党第2党「祖国革新党」の●国チョグク代表は12日、実刑判決が確定して国会議員資格を失ったが、比例代表名簿の次点候補者が13日に繰り上げ当選し、野党議員数は変わらない。

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