韓国、大統領代行の首相もいばらの道…野党の「腰を90度に折り謝罪」要求に3度も深々と頭下げる
読売新聞 / 2024年12月14日 20時10分
【ソウル=依田和彩】韓国の
低姿勢
これまで野党の攻撃に真っ向反論してきた韓氏だが、尹氏の戒厳令を契機に低姿勢に変わった。11日の国会本会議で質問に立った左派系最大野党「共に民主党」の議員から「腰を90度に折って国民に謝罪してください」と言われ、3度も深々と頭を下げた。韓氏は、3日夜の閣議で尹氏の戒厳令宣布に反対した。「(宣布を阻止できず)申し訳なく思い、強い自責の念を感じている」と述べた。
弾劾も
警察は10日、宣布直前の閣議に出席した韓氏ら閣僚10人と
「共に民主党」は韓氏も戒厳令宣布への関与を免れないとして弾劾訴追案を国会に提出することを検討している。
仮に訴追案が可決され、職務が停止されると、韓国の政府組織法に基づき、
課題
韓国大統領府によると、韓氏は国会の弾劾訴追議決書が大統領に伝達された時点で職務代行を開始した。職務代行体制になれば、国軍統帥権や条約締結批准権、法案の拒否権などの大統領権限を引き継ぐ。
韓氏は尹氏の戒厳令宣布以降、混乱した国政の安定化に腐心してきた。
今後、大統領代行として尹氏が進めてきた路線を継承するとみられるが、戒厳令宣布の影響を受けて悪化した経済の立て直しが急務のほか、国際社会での信頼回復のための外交も課題だ。
来年1月には米国のトランプ時期大統領の就任を控えており、米韓同盟や日米韓3か国の協力などの重要性を確認する必要がある。
2016年に弾劾訴追された
日本に厳しい姿勢を取る野党が政局を主導していく流れが強まる中、尹氏が進めてきた日韓関係の改善は困難となった。「日韓関係は当面、現状維持を目指すほかない」(日韓外交筋)局面に入ったといえ、韓氏は多方面で力量が問われそうだ。
この記事に関連するニュース
ランキング
-
1韓国与党「名分」失い12人以上が造反、政局の混乱続く 尹大統領の弾劾訴追案可決
産経ニュース / 2024年12月14日 19時8分
-
2韓国大統領の弾劾可決 職務停止、与党一部造反
共同通信 / 2024年12月14日 20時21分
-
3ウクライナ側の英国人義勇兵、「味方」に殺害される
AFPBB News / 2024年12月14日 13時47分
-
4シリア政権崩壊まもなく1週間、首都ダマスカスは今…
日テレNEWS NNN / 2024年12月14日 17時53分
-
5ジョージア新大統領に親露派のカベラシビリ氏が選出 新欧米派との対立で政治混乱長期化も
産経ニュース / 2024年12月14日 20時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください