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トランプ政権の移民政策、連邦最高裁が審理へ メキシコ待機政策

ロイター / 2020年10月20日 10時47分

 米連邦最高裁は19日、米国への難民申請者をメキシコで待機させるトランプ政権の移民政策「メキシコ待機政策」の合法性を審理すると発表した。写真はメキシコとの国境に設置された壁、8月撮影(2020年 ロイター/Jose Luis Gonzalez)

[19日 ロイター] - 米連邦最高裁は19日、米国への難民申請者をメキシコで待機させるトランプ政権の移民政策「メキシコ待機政策」の合法性を審理すると発表した。

同政策を巡っては、連邦移民法に違反している可能性が高いとの判決が昨年、下級審で出ており、トランプ政権が最高裁に上告していた。

下級審は同政策の差し止めを命じたが、最高裁は訴訟が終了するまで差し止めを見送るよう3月に命令。同政策は現在も施行されている。

メキシコ待機政策は昨年1月に導入され、トランプ大統領はこの政策により中米諸国からの移民が減ったと主張している。

一方、移民支援団体と難民申請者11人はこの政策が違法だとして提訴。11人は、暴力から逃れるためエルサルバドル、グアテマラ、ホンジュラスから米国に入国したが、その後メキシコに移送された。

米自由人権協会の弁護士は「この違法で邪悪な政策により、難民申請者は毎日、重大な危険に直面している。裁判所で繰り返し違法判決が出ており、最高裁もそうした判断を示すべきだ」と述べた。

司法省の報道官はコメントを控えた。

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