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米与野党の攻防必至、債務上限引き上げ巡り

ロイター / 2021年9月21日 5時43分

米議会民主党指導部は20日、数日中に、連邦政府の運営資金を確実にし、連邦債務の上限適用を2022年の中間選挙以降まで凍結する法案の議会通過を目指すと表明した。2020年3月撮影(2021年 ロイター/Tom Brenner)

[ワシントン 20日 ロイター] - 米議会民主党指導部は20日、数日中に、連邦政府の運営資金を確実にし、連邦債務の上限適用を2022年の中間選挙以降まで凍結する法案の議会通過を目指すと表明した。しかし、共和党は債務上限引き上げに反対しており、与野党の攻防は必至だ。

ペロシ下院議長とシューマー上院院内総務は、連邦政府機関の閉鎖回避に向け、10月1日までに可決する必要があると強調した。

上院歳出委員会のリーヒ委員長(民主党)は記者団に対し、上院で同法案を進めるためには賛成60票が必要で、共和党が反対する中、「どのような状況となるかは不確かだ」と語った。また、週末に行われた交渉で結論が出なかったと明らかにした。

民主党は、債務上限引き上げについて超党派での合意を目指すべきと主張しており、シューマー氏は「これが民主党の債務というのは事実ではなく虚偽だ。民主・共和は共に発生した債務を支払う責任がある」と強調した。

一方、上院共和党トップのマコネル院内総務は反対姿勢を改めて鮮明にした。共和党の支持を必要としない財政調整措置(リコンシリエーション)という手続きを通じ、民主党が3兆5000億ドル規模の歳出法案の成立を目指していることに言及し、「民主党は単独での行動を決定した。債務上限引き上げを巡り共和党からの協力は得られない」と述べた。

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