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NZ首相、ロックダウンの可能性排除 オミクロン株に備え

ロイター / 2022年1月20日 12時48分

 ニュージーランド(NZ)のアーダーン首相は1月20日、新型コロナウイルスのオミクロン変異株で市中感染が発生した場合、全国的に規制を強化すると述べた一方、ロックダウン(都市封鎖)の可能性は否定した。写真は2020年9月のテレビ討論会の様子。代表撮影(2022年 ロイター)

[ウェリントン 20日 ロイター] - ニュージーランド(NZ)のアーダーン首相は20日、新型コロナウイルスのオミクロン変異株で市中感染が発生した場合、全国的に規制を強化すると述べた一方、ロックダウン(都市封鎖)の可能性は否定した。

NZでは厳しい管理体制と地理的な優位性により、地域コミュニティーでのオミクロン株感染は起きていないものの、国境の隔離施設では多くの感染者が報告されている。

首相は記者会見で、オミクロン株が地域コミュニティーに達した場合は24─48時間以内に、信号システムを用いた感染対策レベルを「赤」にすると説明。マスクの着用が義務付けられるほか、公共の場での集まりが制限されることになる。また、オミクロン株はいずれコミュニティーに入り込むだろうと予想した。

NZでは12歳以上の人口の約93%がワクチン接種を完了しており、約20%が追加接種(ブースター接種)を受けている。

首相は、より多くの人がブースター接種を受ける必要があると述べた。

NZの国境は2020年3月から外国人に対して閉鎖しており、オミクロン株の流行を恐れて、段階的に再開する計画は1月中旬から2月末に延期された。

入国者は国が管理する隔離施設の枠への申請が必要で、政府は今週、オミクロン株に感染して到着した人々の数が急増したため、新たな枠の割り当てを停止した。

首相は、今のところ国境管理計画に変更はないと述べた。

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