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日経平均は反落、半導体関連や自動車株安い 一時バブル後高値更新

ロイター / 2023年11月20日 15時28分

 11月20日、東京株式市場で日経平均は、前営業日比197円17銭安の3万3388円03銭と反落した。写真は2015年12月、都内で撮影(2023年 ロイター/Toru Hanai)

Hiroko Hamada

[東京 20日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比197円17銭安の3万3388円03銭と反落した。堅調な企業業績を背景に買いが入り、前場序盤には一時バブル後高値を更新し、1990年3月以来の高水準を付けた。ただ、短期的な過熱感も意識され次第に利益確定売りが優勢となった。足元の株高をけん引してきた半導体関連や自動車株で売りが出た。

日経平均は前営業日比25円安と小幅安でスタート。その後はプラスに転じ、上げ幅を拡大。寄り付き後すぐにバブル後高値を更新した。前場序盤には一時、前営業日比268円高の3万3853円46銭まで上昇した。ただ、その後は「バブル後高値を付けた達成感から売りが出た」(岩井コスモ証券・投資調査部部長の有沢正一氏)との声が聞かれ、軟調な値動きとなった。

中でも足元の株高を主導してきた半導体関連や電子部品などハイテク銘柄が売られたほか、自動車株の下げが目立った。ただ、日経平均はどんどん下値を探る展開にはならず、「明日は米エヌビディアの決算発表を控えて動きづらい」(別の国内証券・ストラテジスト)との声も聞かれた。

岩井コスモ証券の有沢氏は「堅調な企業業績を背景に買いが強まった」と指摘する。ただ、テクニカル面では前週末時点で25日移動平均線と日経平均の乖離率が5%を超えていたことから短期的な過熱感も意識され、いったん利益確定売りが優勢となったという。一方、きょうの株高については「予想外だった」(外資証券・アナリスト)との受け止めも聞かれた。

目先の日本株は調整ムードが続くとの見方が出ているが、「売る材料も乏しいため、3万3000円台でもみ合いとなりそうだ」(有沢氏)という。

TOPIXはは0.77%安の2372.60ポイントで取引を終了。東証プライム市場の売買代金は3兆6754億2200万円だった。東証33業種では、保険、鉱業、銀行など4業種が値上がり。輸送用機器、非鉄金属、ゴム製品など29業種は値下がりした。

個別では、前週末に業績予想の引き上げと自社株買いを発表した東京海上ホールディングスが5.6%高と、年初来高値を更新した。

一方、トヨタ自動車、ホンダ、スズキがそれぞれ3%超安と、軟調だった。

プライム市場の騰落数は、値上がり521銘柄(31%)に対し、値下がりが1110銘柄(66%)、変わらずが28銘柄(1%)だった。

終値 前日比 寄り付き    安値/高値  

日経平均 33388.03 -197.17 33559.62 33,352.69─

33,853.46

TOPIX 2372.60 -18.45 2390.08 2,368.10─2

,404.99

プライム市場指数 1221.12 -9.49 1230.46 1,218.96─1

,237.70

スタンダード市場指数 1137.11 +1.25 1137.29 1,135.78─1

,143.04

グロース市場指数 902.97 +19.53 884.33 884.23─905

.08

グロース250指数 710.52 +16.15 695.15 695.06─712

.37

東証出来高(万株) 142836 東証売買代金(億円 36754.22

)

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