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EU・中国の投資協定、欧州議会が批准凍結 制裁解除を要求

ロイター / 2021年5月21日 8時48分

5月20日、 欧州連合(EU)の欧州議会は20日、中国との投資協定の批准を巡り、中国がEUの政治家に対する制裁を撤回するまで手続きを凍結する決議を採択した。写真はEUと中国の旗。北京で2018年6月撮影(2021年 ロイター/Jason Lee)

[ブリュッセル 20日 ロイター] - 欧州連合(EU)の欧州議会は20日、中国との投資協定の批准を巡り、中国がEUの政治家に対する制裁を撤回するまで手続きを凍結する決議を採択した。

採決結果は賛成599、反対30、棄権58。

EUと中国の包括的投資協定は、7年間の交渉を経て昨年12月に合意した。

だが、中国は今年3月、新疆ウイグル自治区での人権侵害を巡り西側諸国が中国の当局者に制裁を科したのに対抗し、EUの政治家や外交組織、シンクタンクなどに制裁を導入した。

中国の制裁対象には、欧州議会の議員や同議会の人権小委員会が含まれている。

決議では、投資協定の手続きを行う前に「中国が制裁を解除するよう要求する」とし、「EUと中国の関係は通常通り続けられない可能性がある」としている。決議は法的拘束力を持たないものの、欧州議会の公式な立場となる。

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