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米国株式市場=ナスダック下落、ネットフリックスの急落が重し

ロイター / 2022年4月21日 7時6分

米国株式市場はナスダック総合が下落して取引を終えた。3月撮影(2022年 ロイター/Brendan McDermid)

[20日 ロイター] - 米国株式市場はナスダック総合が下落して取引を終えた。契約者数の予想外の減少を発表した動画配信サービス大手ネットフリックスが急落し、他の高グロース株にも影響が広がった。

一方、ダウ工業株30種は続伸。プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)やIBMの好決算に支援された。両社はそれぞれ2.7%高、7.1%高となった。

ネットフリックスは契約者数について、インフレやウクライナ情勢、競争激化などを減少の要因に挙げ、今後も一段と減少すると予想。株価は35.1%安となり、1日の下落率としては10年以上ぶりの落ち込みを記録した。

この影響はフィンテック(金融技術)銘柄や新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)に伴うロックダウン(都市封鎖)の恩恵を受けてきたとみられる企業に波及。動画配信で競合するウォルト・ディズニー、ロク(Roku)、ワーナー・ブラザース・ディスカバリーは5.5%超下落した。

ズーム・ビデオ・コミュニケーションズ、ドアダッシュ、ペロトン・インタラクティブは6─11.3%安。ペイパル・ホールディングス、ブロック(旧スクエア)も8.5%超値下がりした。

グレンミードのプライベートウェルス担当最高投資責任者(CIO)、ジェイソン・プライド氏は「いったん利益が大きく動くと、次のわずかな成長を得るのが難しくなる」と指摘した。

決算シーズンは全般的には好調なスタートを切っている。情報会社リフィニティブのデータによると、S&P総合500種採用企業でこれまでに第1・四半期決算を発表した60社のうち、利益がアナリスト予想を上回った企業の割合は80%。長期平均の66%を上回っている。

S&P主要11セクターでは通信サービスが4.1%値下がりしたものの、8セクターが上昇。不動産や主要消費財が上げを主導した。

電気自動車大手テスラは5%下落して終了したが、引け後に発表した第1・四半期決算で利益と売上高が予想を上回り、時間外で上昇している。

米取引所の合算出来高は108億5000万株。直近20営業日の平均は116億1000万株。

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 35160.79 +249.59 +0.71 34962.67 35315.40 34962.67

前営業日終値 34911.20

ナスダック総合 13453.07 -166.59 -1.22 13665.38 13678.55 13426.13

前営業日終値 13619.66

S&P総合500種 4459.45 -2.76 -0.06 4472.26 4488.29 4448.76

前営業日終値 4462.21

ダウ輸送株20種 15464.00 +256.85 +1.69

ダウ公共株15種 1071.75 +11.45 +1.08

フィラデルフィア半導体 3142.20 -11.03 -0.35

VIX指数 20.32 -1.05 -4.91

S&P一般消費財 1432.40 -19.69 -1.36

S&P素材 568.78 +3.89 +0.69

S&P工業 862.09 +4.66 +0.54

S&P主要消費財 841.99 +12.15 +1.46

S&P金融 629.57 +4.29 +0.69

S&P不動産 316.44 +5.75 +1.85

S&Pエネルギー 613.39 +2.53 +0.41

S&Pヘルスケア 1634.24 +21.66 +1.34

S&P通信サービス 218.80 -9.28 -4.07

S&P情報技術 2627.16 -3.48 -0.13

S&P公益事業 390.02 +3.08 +0.80

NYSE出来高 8.96億株

シカゴ日経先物6月限 ドル建て 27205 + 25 大阪比

シカゴ日経先物6月限 円建て 27180 0 大阪比

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