2月前半の中国乗用車販売は92％減、新型ウイルスで＝業界団体

　２月２１日、中国乗用車協会（ＣＰＣＡ）によると、２月１─１６日の国内乗用車販売は前年同期比９２％の大幅減となった。写真は北京にある自動車販売店で２０１５年９月撮影（２０２０年　ロイター／Kim Kyung-Hoon）

［北京　２１日　ロイター］ - 中国乗用車協会（ＣＰＣＡ）によると、２月１─１６日の国内乗用車販売は前年同期比９２％の大幅減となった。新型コロナウイルスの感染拡大により、各地で販売が打撃を受けた。

２月１─１６日の販売台数は４９０９台で、前年同期の５万９９３０台から急減した。

ＣＰＣＡは「２月前半の週に営業したディーラーはごくわずかで、客足も極めて少なかった」と指摘した。

中国最大の自動車業界団体である中国汽車工業協会（ＣＡＡＭ）は先週ロイターに対し、新型ウイルスの影響で上半期の国内自動車販売が１０％以上減少、年間では５％前後減少するとの見通しを示した。

中国商務省は２０日、新型ウイルスの感染拡大が国内の消費に「比較的大きな影響」を与えているとした上で、政府は自動車販売の促進を含めさらなる支援措置の発動を検討すると表明した。