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米最高裁、ロシア疑惑の捜査資料開示を差し止め

ロイター / 2020年5月21日 9時16分

5月20日、2016年の米大統領選にロシア政府が介入した疑惑を巡り、米連邦最高裁は20日、民主党主導の下院司法委員会が開示を求めていた捜査資料の開示を差し止めるよう命じた。ワシントンの米最高裁前で8日撮影(2020年 ロイター/Jonathan Ernst)

[ワシントン 20日 ロイター] - 2016年の米大統領選にロシア政府が介入した疑惑を巡り、米連邦最高裁は20日、民主党主導の下院司法委員会が開示を求めていた捜査資料の開示を差し止めるよう命じた。

連邦高裁は3月、捜査資料の開示を命じる判決を出していたが、最高裁は6月1日までは政権側に正式に上告できる権利があると判断。上告が認められれば、最終判決が出るのは11月3日の大統領選以降となる可能性がある。上告が退けられた場合は、捜査資料の開示が必要になる。

ロシア疑惑を巡っては、モラー元特別検察官が捜査結果をバー司法長官に提出したが、同長官は一部を編集した上で報告書を公表。一部の民主党議員からは、バー長官が編集作業を通じてトランプ氏に不利な情報を隠蔽したのではないかとの懸念の声が出ている。

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