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リビア暫定政権と敵対勢力、即時停戦表明 コロナ感染拡大で

ロイター / 2020年8月22日 1時16分

8月21日、リビアの首都トリポリを拠点とし国連が認める暫定政権「国民合意政府(GNA)」と、敵対する東部の分裂勢力「代表議会」は、即時停戦に入ると発表した。双方は停戦の理由として新型コロナウイルスの感染拡大を挙げた。写真は2月15日、トリポリで記者会見するGNAのシラージュ暫定首相(2020年 ロイター/Ismail Zitouny)

[トリポリ 21日 ロイター] - リビアの首都トリポリを拠点とし国連が認める暫定政権「国民合意政府(GNA)」と、敵対する東部の分裂勢力「代表議会」は21日、即時停戦に入ると発表した。双方は停戦の理由として新型コロナウイルスの感染拡大を挙げた。

GNAのシラージュ暫定首相は声明で「リビア全土でのあらゆる戦闘活動と銃撃を即時停止するよう全軍に指示した」と述べた。

リビア内戦の有力軍事組織「リビア国民軍(LNA)」やLNAのハフタル司令官は声明を出していないが、LNAと共闘している代表議会のサレハ議長がリビア全土での敵対行為の終結を求める声明を発表した。

LNAを支援するエジプトは双方の声明を歓迎した。

GNAは声明で7カ月にわたる国内石油施設の封鎖解除を訴えた。その上で、収入は特別口座で保有し、政治的な合意が成立した後に解禁すべきだとした。

リビア国営石油会社(NOC)は、GNAの提案を支持したが、輸出再開前に石油施設から軍隊を撤退させる必要があるとの見解を示した。

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