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米ナスダック、未公開株取引プラットフォーム分離で大手行と提携

ロイター / 2021年7月21日 9時4分

7月20日、 米取引所運営ナスダックは、新規株式公開(IPO)前の未公開株を取引できるプラットフォームを分離・独立させるため、ゴールドマン・サックスやモルガン・スタンレーなど米大手銀行と提携した。写真はナスダックのロゴ。ニューヨークで2015年9月撮影(2021年 ロイター/Brendan McDermid)

[20日 ロイター] - 米取引所運営ナスダックは20日、新規株式公開(IPO)前の未公開株を取引できるプラットフォームを分離・独立させるため、ゴールドマン・サックスやモルガン・スタンレーなど米大手銀行と提携した。

新型コロナウイルス流行を受けて世界的に金利がゼロ付近に低下したことから、投資家は新たな収益先を求めて未公開株投資に注目している。

ナスダックによると、提携合意の一環として、ナスダック・プライベート・マーケットはSVBフィナンシャル・グループ、シティグループ、ゴールドマン・サックス・グループ、モルガン・スタンレーから出資を受ける独立企業になるという。

出資額については明らかにされていない。

ナスダックによると、このプラットフォームはテンダーオファー(株式公開買い付け)、オークション、ブロック取引といった未公開株取引を運営する。

ブラックロックやJPモルガン・チェースを含む多くの企業は顧客に未公開企業への投資手段を幅広く提供しようとしている。

ナスダックによると、2014年に設立されたナスダック・プライベート・マーケットは中核経営陣を変えず、ニューヨークとサンフランシスコでの拠点も維持する。

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