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新疆の人権問題、国連43カ国が非難声明 中国は反論

ロイター / 2021年10月22日 8時51分

10月21日、国連に加盟する43カ国は、中国新疆ウイグル自治区におけるウイグル族やその他の少数民族に対する人権侵害を巡り、中国への圧力を強めた。写真は新疆ウイグル自治区ウルムチ郊外にあるモスク(イスラム教の礼拝堂)の近くで、壊れたミナレット(尖塔)と中国国旗。5月撮影(2021年 ロイター/Thomas Peter)

[国連 21日 ロイター] - 国連に加盟する43カ国は21日、中国新疆ウイグル自治区におけるウイグル族やその他の少数民族に対する人権侵害を巡り、中国への圧力を強めた。中国の国連大使は即座に反論した。

43カ国は総会の権利委員会で一部が読み上げられた声明で「広範かつ組織的な人権侵害の報告」が増えていることに懸念を示し、中国が100万人以上を収容所に拘束していると非難した。

一方、中国の張軍国連大使は即座に反論した。大使は「米国と他のいくつかの国に言いたい。自国のひどい人権に関する記録を隠そうとする必死の試みはうまくいかない」と述べ、「何度主張されてもうそはうそだ。人権問題を口実に対立を引き起こそうとする政治的駆け引きを行っている」と批判した。

新疆ウイグル自治区を巡っては、ニューヨークの国連総会やジュネーブの国連人権理事会で中国と欧米諸国の対立が常態化している。

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