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日経平均は大幅続落、環境・需給両面で悪材料が重なる

ロイター / 2021年3月22日 15時43分

東京株式市場で日経平均は大幅続落。TOPIXも10日ぶりに反落。前週末に米長期金利が一時1.7%台に再び乗せたほか、日銀によるETF買い入れ対象がTOPIX連動型に限定されたことや、ルネサスエレクトロニクスの工場火災が嫌気された。写真は東証、2020年10月撮影(2021年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 22日 ロイター] -

終値 前日比 寄り付き    安値/高値  

日経平均 29174.15 -617.90 29444.10 29107.63─

29472.98

TOPIX 1990.18 -22.03 1996.66 1980.71─

2000.01

東証出来高(万株) 138426 東証売買代金(億円) 30338.29

東京株式市場で日経平均は大幅続落。TOPIXも10日ぶりに反落した。前週末に米長期金利が一時1.7%台に再び乗せたほか、日銀による上場投資信託(ETF)の買い入れ対象がTOPIX連動型に限定されたことや、ルネサスエレクトロニクスの工場火災が嫌気された。一方、期末接近に伴う換金売りが観測されるなど、環境・需給の両面で悪材料が重なり、終始軟調な展開となった。

物色面では引き続き、日経平均への寄与度が大きいファーストリテイリングが大幅下落し、同社だけで約148円日経平均を押し下げた。また、ルネサスの工場火災で半導体の供給不安が高まったことで、自動車株が総じて軟化。トヨタ自動車など時価総額の大きな銘柄が多いセクターだけにTOPIXを押し下げる要因となった。

市場では「米連邦準備理事会(FRB)が大手行を対象にした自己資本規制である補完的レバレッジ比率(SLR)の一時的な緩和措置を、予定通り3月末で終了すると発表した。SLR規制緩和が延長されるとみられただけにサプライズ感があった」(野村証券・エクイティ・マーケットストラテジストの澤田麻希氏)との声が聞かれた。

また、需給面については「このところ信用買い残の増加が目立っていたが、中でも値がさ株については信用取引で買った投資家から投げ売りが出ている可能性もある」(雨宮総研代表の雨宮京子氏)といった指摘もある。

TOPIXは1.09%安。東証33業種では輸送用機器、保険業、機械などが下落し、海運業、鉄鋼業などの上昇が目立つ。東証1部の売買代金は、3兆0338億2900万円だった。

個別では、ファーストリテのほか、指数寄与度が大きい銘柄ではソフトバンクグループが軟調。東京エレクトロンもさえない。半面、日本郵船が昨年来高値を更新したほか、日本製鉄も堅調に推移した。

東証1部の騰落数は、値上がり908銘柄に対し、値下がりが1190銘柄、変わらずが97銘柄だった。

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