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ポルトガル、オミクロン対策で規制強化へ 25日から2週間

ロイター / 2021年12月22日 12時30分

 ポルトガル政府は21日、今月25日から少なくとも2週間、ナイトクラブとバーの営業中止を指示し、国民に在宅勤務を要請した。休暇シーズン中の新型コロナウイルス感染拡大を抑制する狙い。リスボンで撮影(2021年 ロイター/Pedro Nunes)

[リスボン 21日 ロイター] - ポルトガル政府は21日、今月25日から少なくとも2週間、ナイトクラブとバーの営業中止を指示し、国民に在宅勤務を要請した。休暇シーズン中の新型コロナウイルス感染拡大を抑制する狙い。

コスタ首相は記者会見で、「今年もまだ通常のクリスマスにはならない。この措置を講じなければ、クリスマスと新年後の生活はよりひどいものになる」と述べた。

さらに、店舗の入店制限のほか、ホテル滞在やイベント参加時の陰性証明義務化も発表。大みそかの屋外集会は10人まで、レストランやカジノ入店、公共の場でのパーティー参加には陰性証明が必要になる。

首相は、これらの措置は大半が1月初めに実施予定だったが、感染状況から前倒しせざるを得なくなったと説明した。

ポルトガルはワクチン接種完了率が人口の87%前後と世界で最も高い国の一つだが、オミクロン株の急拡大などで他の欧州地域同様、感染増加に見舞われている。

当局によると、21日に報告された新規感染の50%近くがオミクロン株。テミド保健相は先週、オミクロン株感染は2日で2倍に増加しており、月末までに感染者の80%を占めている可能性があると述べた。

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