日経平均は反発、押し目買い優勢 年末の薄商い相場
ロイター / 2020年12月23日 15時48分
東京株式市場で日経平均は3日ぶりに反発した。前日の日経平均は278円安と大幅に下落していたため、自律反発を狙った押し目買いが流入した。写真は東京証券取引所内の株価ボードを見るテレビの取材チーム。今年10月2日に東京で撮影。(2020年 ロイター/Kim Kyung-Hoon )
[東京 23日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は3日ぶりに反発した。前日の日経平均は278円安と大幅に下落していたため、自律反発を狙った押し目買いが流入した。市場参加者が減少していることもあり方向感が定まらず、午前中はマイナス圏に転落する場面もあったが、後場ではプラス圏を維持。海外投資家がクリスマス休暇に入っているため全体的には見送りムードが強く、東証1部の売買代金は約2か月ぶりに2兆円を下回った。
TOPIXも3日反発し0.23%高。東証1部の売買代金は1兆8106億4700万円。東証33業種では、サービス業、医薬品、電気機器などの15業種が値上がり。半面、ゴム製品、非鉄金属、繊維業などの18業種は値下がりした。
岩井コスモ証券の投資情報センター長、林卓郎氏は「年末の手仕舞い売りの動きがみえるが、個人投資家を中心とした物色意欲も強い。日柄調整を経て、ここのところみられた過熱感は解消されつつある。急落リスクが後退し、安心感がある」との見方を示した。
個別では、村田製作所、東京エレクトロン、アドバンテスト、信越化学工業などの電子部品や半導体関連が後場に入り巻き返しをみせた。市場では「成長が見込めるリード役の銘柄には、押し目買いが流入している。物色の中心は小型株だが、その一方で来年相場を先取りする動きも出てきた」(国内証券)との声が聞かれた。
東証1部の騰落数は、値上がり1158銘柄に対し、値下がりが942銘柄、変わらずが87銘柄だった。
日経平均
終値 26524.79 +88.40
寄り付き 26580.43
安値/高値 26,414.74─26,585.21
TOPIX
終値 1765.21 +4.09
寄り付き 1769.15
安値/高値 1,757.52─1,769.38
東証出来高(万株) 99101
東証売買代金(億円) 18106.47
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