米ワクチン供給、向こう数週間で急増 製薬各社が議会で表明
ロイター / 2021年2月24日 6時37分
新型コロナウイルスワクチンを製造する製薬各社は23日、米議会下院の公聴会で、米国向けの供給は向こう数週間で急増するとの見通しを示した。写真は2月22日、米ファイザー製ワクチンの注射器(2021年 ロイター/Kamil Krzaczynski)
[ニューヨーク 23日 ロイター] - 新型コロナウイルスワクチンを製造する製薬各社は23日、米議会下院の公聴会で、増産体制の確立と新たなワクチンの承認を受け、米国向けの供給は向こう数週間で急増するとの見通しを示した。
この日の公聴会には米ファイザー、米モデルナ、米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)などの幹部が出席。3月末までに1億3000万人に完全に接種できる量を供給できるとの見通しを示したほか、7月末までに全ての米国民に接種できる以上の量を供給すると改めて確約した。
ただ現時点ではワクチン供給はまだ需要に見合っていない。ファイザーの米国向けの供給は2月初旬は週当たり400万─500万回分だったが、3月中旬までに週当たり1300万回分を超える水準に引き上げると表明。モデルナは先週は900万回分を供給したが、近く月当たりの供給を約5000万回分に増加させるとした。
J&Jのワクチンについては、米食品医薬品局(FDA)の外部委員会が週内に承認に向けデータを検証する見通し。その直後に緊急使用が承認されるとみられている。J&Jは承認が得られ次第、400万回分の出荷が可能とし、3月末までに2000万回分を供給できるとした。J&Jのワクチンは1回の接種で済む。
このほか、英アストラゼネカは米当局の承認が得られれば4月末までにさらに2500万人に接種できる量を供給できると表明。米ノババックスも承認が得られれば今年第3・四半期までに1億1000万回分(5500万人分)を供給できるとした。
米国では23日朝の時点で約4450万人がファイザー製ワクチンの少なくとも1回目の接種を受けている。
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