24日から一般討論演説=ウクライナやガザ、安保理改革テーマ―国連総会
時事通信 / 2024年9月23日 14時8分
【ニューヨーク時事】世界各国の首脳らが一堂に会し、意見表明する国連総会の一般討論演説が24日、米ニューヨークの国連本部で始まる。長期化するロシアのウクライナ侵攻や、レバノンにも戦火が波及したパレスチナ自治区ガザでの戦闘、これらの紛争解決に効果的な手を打てずにいる安全保障理事会の改革などが主要テーマとなる。
30日までの期間中、130カ国以上の首脳が出席を予定。24日にはバイデン米大統領が退任前最後となる演説を行う。
ウクライナのゼレンスキー大統領は25日に登壇する見込み。これに先立つ24日午後(日本時間25日午前)にはウクライナ情勢を協議する安保理会合が開かれ、自ら支援強化を訴える。
パレスチナ自治政府のアッバス議長とイスラエルのネタニヤフ首相は26日に演壇に立つ予定。イランのペゼシュキアン大統領は24日、就任後初めて一般討論演説に臨む。日本は山崎和之国連大使が演説する見通し。
193カ国が加盟する国連では、ウクライナ侵攻を契機に先鋭化した米ロ対立が影を落としている。一般討論演説に合わせて開かれた「未来サミット」では22日、成果文書の内容にロシアや北朝鮮など一部の国が反発し、修正案を提出。日米を含む143カ国が修正に反対して文書採択に至ったものの、サミットが掲げた多国間協調に水を差す形となった。
[時事通信社]
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