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「電気や水、早く復旧を」=孤立地区、住民ため息―能登大雨

時事通信 / 2024年9月25日 5時19分

 石川県・能登半島北部を襲った記録的大雨では、山間部や沿岸部など広い範囲で多くの地区が孤立状態になった。県によると、輪島、珠洲、能登3市町の孤立集落は一時100カ所を超え、24日午後4時時点で12地区46カ所に上る。住民は「電気や水道を早く復旧して」と訴えている。

 孤立状態が続く能登町の北河内地区。男性(57)の自宅では21日昼すぎから断水と停電が続き、風呂に入ることができないという。

 男性によると、地区と外部を結ぶ道路は2本あるが、元日の能登半島地震と今回の水害でいずれも通行不能の状態という。地震発生後は停電が1カ月、断水が5カ月以上続いたといい、男性は「電気と水道を早く復旧してほしいが、今回はどれくらい時間がかかるのか」とため息をついた。

 輪島市鵠巣地区の温泉旅館「ねぶた温泉海游能登の庄」の大向洋紀社長(69)によると、同地区の孤立状態は24日までに解消したが、断水は続いている。「地震の教訓で食料と飲料水は備えているが、シャワーなどで使う水がない」と困った様子で話した。

 市中心部に近い大屋地区に妻と娘と3人暮らしの自営業の男性(60)は、21日の大雨で自宅が床下浸水し、翌22日から泥のかき出し作業に追われた。孤立状態は24日までに解消したが、物流の滞りが目立つという。

 男性は「自宅周辺では、スーパーなど2店舗が営業中だが、食料品はそんなには並んでいない」と説明。「物資がいつ運ばれてくるのか分からない」と嘆いた。 

[時事通信社]

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