「つけっぱなしが得」は30分まで!エアコン、扇風機の新常識 築10年のマンションで実証実験
夕刊フジ / 2017年7月24日 17時12分
エアコンをうまく使って猛暑を乗り切りたい(夕刊フジ)
関東甲信や近畿などで梅雨明けし、夏本番を迎えた。すでに各地で厳しい暑さとなり、冷房機器の大切さを再認識する日々が続くが、賢い使い方も押さえておきたいところだ。エアコンをつけっぱなしにするのとこまめに切るのはどちらが得か。就寝時にはいつオフにすればいいか。扇風機で話題のDC(直流)モーターの特徴など、冷房機器の新常識を追った。
今年は梅雨明け前から、気象庁が熱中症への注意を呼びかける「高温注意情報」がたびたび発表されるなど、エアコンなしでの生活は考えられない。ただ、気になるのは電気代だ。
インターネットなどでは「つけっ放し」のほうが、「こまめなオンオフ」よりも得になるという論調も多い。この疑問について、エアコンメーカー大手のダイキン工業が実証実験を行った。
「ほぼ同じ条件下で調査するため、築10年のマンションの南向きの2部屋を使って比較を行った。午前9時~午後11時まで、一方の部屋はエアコンをつけっ放しに、もう一方は30分置きに電源のオンオフを繰り返した」(同社担当者)
結論は「つけっ放し」にした方が消費電力が大きく、電気代は1日あたり約35円高かった。ただ、日中(午前9時~午後6時)に限っていえば30分以内なら「つけっ放し」にした方が電気代は安くなったのだという。
「エアコンは、基本的に運転開始直後の室内温度と設定温度の差が大きいときに負荷がかかる。外気温が高い日中はすぐに室内の温度も上がりやすく、こまめにオンオフを繰り返すよりはつけっ放しの方が安く済むという結果になった」(同)
建物の機密性の違いで結果は変わってくるというが「30分以内の外出ならつけっ放し」という選択肢もあるようだ。
最近は夜になっても気温が下がらないことが多いが、就寝時もエアコンをつけたままにして冷えすぎれば体に悪いし、寝る前にオフにしたため暑さで目が覚めてしまっては元も子もない。
前出の担当者は「快適に寝るには温度とともに湿度調節も重要だ。一晩中エアコンを使うなら、設定温度は28度以上にし、除湿運転で湿度を50~60%にしたい。途中で運転を止める場合は、深い眠りが得られるといわれる入眠後3時間でオフにして、起床時間に合わせて再び運転を始めるようタイマーをセットしておくといい」とアドバイスする。
部屋を冷やすには、エアコンと扇風機を併用して空気を対流させると効率がよい。この点で最近注目されているのが、DCモーターを使った新タイプの扇風機だ。
自社ブランドでDCモーターの扇風機を取り扱うドウシシャの担当者は「DCモーターは、従来のAC(交流)タイプに比べて音も静かで、風の強さを無段階で調整できる。ACタイプの『弱』が毎分400回転程度なのに対し、DCタイプでは250回転という低回転も可能で、消費電力も少ない上にやさしい風を生み出せる」と、特徴を解説する。
秋風が吹くまでエアコンを使って健康で乗り切りたい。
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