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世界の外貨準備、ドル比率が低下=IMF

ロイター / 2020年12月25日 7時51分

 12月24日、国際通貨基金(IMF)が公表したデータによると、IMFに報告された第3・四半期の外貨準備にドルが占める比率は60.4%と、前期の61.2%から低下した。2016年11月撮影(2020年 ロイター/Dado Ruvic)

[ニューヨーク 24日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)が24日公表したデータによると、IMFに報告された第3・四半期の外貨準備にドルが占める比率は60.4%と、前期の61.2%から低下した。

ただ、各国中銀が保有する外貨の中でドルは引き続き最も大きな割合となった。

同比率は1年前の61.5%を下回った。2四半期連続の低下となった。

世界の外貨準備高は過去最大の12兆2540億ドル。このうちドルは6兆9370億ドルだった。

アナリストの間では、米国の地政学的影響力の低下や高水準な公的債務、代替通貨の台頭を踏まえ、ドルが準備通貨としての絶対的な地位を失う可能性について議論する動きが一部である。

ローゼンバーグ・リサーチのチーフエコノミスト兼ストラテジスト、デビッド・ローゼンバーグ氏は最新リポートで「ドルもいつかは世界の準備通貨としての地位を失うだろうが、私たちの世代でそうなる可能性はかなり低い」と指摘した。

「新型コロナウイルス流行を受けてもドルの支配的地位が近く失われるとの兆しはない」とした。

ドルは年初から6.4%下落と、年間としては2017年以来の大幅な下落率となっている。

ローゼンバーグ氏は現在のドル安は循環的なもので、相場崩壊の瀬戸際にあるわけではないとした。

IMFのデータによると、ユーロの外貨準備に占める割合は20.5%と、前期の20.1%から横ばいだった。同比率は2009年に28%のピークを付けている。

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