原油先物は下落、米主導の協調備蓄放出で供給不安和らぐ
ロイター / 2021年11月24日 12時1分
原油先物はアジア時間24日に下落。米国主導の石油備蓄協調放出の発表を受け、世界的な需給逼迫懸念が和らいだ。写真は原油貯蔵タンク、米オクラホマ州、2020年4月撮影(2021年 ロイター/Drone Base)
[東京 24日 ロイター] - 原油先物はアジア時間24日に下落。米国主導の石油備蓄協調放出の発表を受け、世界的な需給逼迫懸念が和らいだ。また、前日に上昇した反動で利益確定の売りも出ている。
0122GMT(日本時間午前10時22分)現在、米WTI原油先物は0.12ドル(0.2%)安の1バレル=78.38ドル。北海ブレント原油先物は0.32ドル(0.4%)安の81.99ドル。
フジトミ証券の斎藤和彦チーフアナリストは、石油消費国による価格抑制に向けた協調行動が売りを誘発したと指摘。米感謝祭の祝日を前に利益確定の売りも出たとした。
市場筋によると、米石油協会(API)が23日発表した週間統計で19日時点の原油とガソリンの在庫はそれぞれ230万バレルと60万バレル増えており、これも相場を圧迫する要因となった。
ゴールドマン・サックスのアナリストは、協調備蓄放出で原油供給量は約7000万─8000万バレル増えるとみられるが、市場が見込んでいた1億バレル超の増加幅よりも小幅だったと指摘した。
ライスタッド・エナジーのシニア原油市場アナリスト、ルイーズ・ディクソン氏はリポートで、短期的な供給増見通しにより「今後1─2カ月間に相場が人為的に緩む」環境ができたと指摘。しかし、備蓄放出は問題の先送りにしかならず、既に低水準な原油備蓄にさらなる減少圧力が加わるとの見方を示した。
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