ゼレンスキー氏「戦争終結に近づいている」、米テレビに語る

　ウクライナのゼレンスキー大統領（写真）が米ＡＢＣニュースに対し、ロシアとの「戦争が終結に近づいている」と語ったことが、９月２３日公表されたインタビュー内容の抜粋で明らかになった。４日、首都キーウで撮影（２０２４年　ロイター/Alina Smutko）

Kanishka Singh　Costas Pitas

[２３日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領が米ＡＢＣニュースに対し、ロシアとの「戦争が終結に近づいている」と語ったことが、２３日公表されたインタビュー内容の抜粋で明らかになった。

「私たちが考えているよりも和平に近づいている。戦争終結に近づいている」と述べた。

ゼレンスキー氏はまた、米国をはじめとするパートナー国に支援継続を訴えた。ウクライナは「強い立場」からのみロシアのプーチン大統領に「戦争を止めるよう」圧力をかけることができると強調した。

ゼレンスキー氏は国連総会に出席するため２２日に米国に到着した。「真に公正な平和のための共通の勝利」を達成できるようパートナー諸国に協力を求めた。

ウクライナはロシア西部クルスク州への越境攻撃を８月６日に開始した。ロシア軍が国境を越えてウクライナに侵攻するのを阻止することなどが目的という。

ゼレンスキー氏はＡＢＣニュースに対し、プーチン氏はクルスク作戦を恐れていると指摘。「彼は非常に恐れている。なぜかかというと国民は彼が防衛できないこと、領土全体を防衛できないことを知ったからだ」と語った。