ヘッジファンド、ハイテク株を積極購入=ゴールドマン週間報告
ロイター / 2024年9月24日 9時44分
ヘッジファンドが9月20日までの週に米国のハイテク・メディア株を4カ月ぶりの速いペースで買っていたことが、ゴールドマン・サックスが23日公表した顧客向けのプライムブローカレッジ週間取引報告で明らかになった。写真は半導体。2022年撮影のイメージ写真(2024年 ロイター/Florence Lo/Illustration)
Nell Mackenzie
[ロンドン 23日 ロイター] - ヘッジファンドが20日までの週に米国のハイテク・メディア株を4カ月ぶりの速いペースで買っていたことが、ゴールドマン・サックスが23日公表した顧客向けのプライムブローカレッジ週間取引報告で明らかになった。米連邦準備理事会(FRB)が予想通り50ベーシスポイント(bp)の大幅利下げを決めたことで、ヘッジファンドがこうした銘柄に積極的に買いを入れた様子がうかがわれる。
利下げによって設備投資が再び活発になるほか、企業は低コストでの借り入れが容易になり、消費者はハイテク製品を購入しやすくなる。こうした動きはいずれも企業の株価にとって追い風だ。FRBの4年ぶりの利下げを受けて米国株は先週上昇。米景気後退の懸念が薄れた。
今回の報告によると、ヘッジファンドは情報技術(IT)銘柄の買い持ちが売り持ちの3倍に達し、半導体および半導体関連機器銘柄の買いが、コンピュータ、モニターなどハードウエア製造銘柄の売りを上回った。
また、ヘッジファンドはインタラクティブメディアやエンターテインメント銘柄で売り持ちを整理し、買い持ちを増やした。
一方、ホテルやレストランなど消費関連銘柄は4週間ぶりに売りが買いを上回り、売越額が過去1年間で最大となった。
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