1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 国際総合

再送イスラエル軍とヒズボラの攻撃応酬続く、国連は外交努力呼びかけ

ロイター / 2024年9月24日 20時3分

 9月24日、イスラエル軍は、23日夜から24日未明にかけレバノン南部でイスラム教シーア派組織ヒズボラの標的を攻撃したと発表した。写真はレバノン南部で上がる黒煙(2024年 ロイター/Karamallah Daher)

(人名の表記を修正して再送します)

[エルサレム/ベイルート 24日 ロイター] - イスラエル軍は、23日夜から24日未明にかけレバノン南部でイスラム教シーア派組織ヒズボラの標的を攻撃したと発表した。ヒズボラは、爆薬工場や飛行場などイスラエルの軍事標的を攻撃したと発表した。

イスラエル軍は23日、レバノン各地で大規模な攻撃を実施。レバノン当局によると、500人近くが死亡した。1日の死者数としては1975─90年の内戦以来、最多となった。

イスラエル軍の報道官は「この1時間に、レバノン南部のミサイル発射装置や兵器保管庫などの標的を空爆した」とXに投稿した。

ヒズボラは、イスラエル北部の爆薬工場を午前4時(日本時間午前10時)ごろに攻撃したほか、メギドの飛行場を夜間に3回攻撃したと述べた。

首都ベイルートのラフィク・ハリリ国際空港のウェブサイトによると、カタール航空やトルコ航空など、ベイルート発着の国際便30便以上がキャンセルされた。

トゥルク国連人権高等弁務官の報道官は24日、ジュネーブでの会見で、これ以上の事態の悪化を防ぐため、影響力のある国・機関が外交努力に全力を挙げるべきだと述べた。

ロシアのペスコフ大統領報道官はイスラエルのレバノン攻撃は中東の安定を完全に揺るがし、紛争を拡大させる可能性があると警告。外務省のザハロワ報道官は、ロシアは民間人を標的とした「無差別」攻撃を非難するとし「状況が完全に制御不能になる前に、暴力の連鎖を止めることが急務だ」と述べた。

レバノンのミカティ暫定首相は、23日の大規模攻撃を受け、国連総会が開催されているニューヨークに飛び、情勢について話し合うという。

イスラエル軍の退避指示を受け、レバノン南部では多くの市民が車などで避難しようとしている。レバノン当局者はロイターに、全体で約2万6000人余りの収容能力を持つ、89の仮設シェルターを学校などに設置したと明らかにした。  

世界保健機関(WHO)の現地駐在スタッフによると、レバノンの複数の病院は負傷者への対応が追い付かない状態となっている。一方、23日に攻撃を受けたイスラエル北部のハイファでは主要病院が手術などの医療を地下で行っている。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください