バイデン氏「外交的解決は可能」、中東の緊張緩和呼びかけ 最後の国連演説
ロイター / 2024年9月25日 2時45分
バイデン米大統領(写真壇上)は24日、国連総会で一般討論演説を行い、イスラエルとレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラ間の戦闘によって悪化の兆しを示す中東情勢について「外交的解決はまだ可能」とし、緊張緩和を呼びかけた。同日撮影(2024年 ロイター/Mike Segar)
[ニューヨーク 24日 ロイター] - バイデン米大統領は24日、国連総会で一般討論演説を行い、イスラエルとレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラ間の戦闘によって悪化の兆しを示す中東情勢について「外交的解決はまだ可能」とし、緊張緩和を呼びかけた。
バイデン大統領にとり、今回が最後の国連演説となる。
バイデン氏は「全面戦争は誰の利益にもならない。状況が悪化しても、外交的解決はまだ可能だ」と言明した。
イスラエルとイスラム組織ハマスに対しては、パレスチナ地区ガザでの停戦と人質解放に向け、合意の必要性を訴えた。
ロシアによるウクライナ侵攻は失敗に終わるとも言明。「プーチン大統領の戦争が主な目的を達成できなていないことは朗報だ。ウクライナはまだ自由だ」とし、「われわれは疲労することも、目をそらすこともできない。ウクライナが公正かつ永続的な平和を勝ち取るまで、われわれはウクライナへの支援の手を緩めるつもりはない」と断言した。
バイデン大統領は26日にウクライナのゼレンスキー大統領と会談する予定。
また、米国は中国との競争が紛争に陥らないよう責任を持って対応することを目指しているとし、「われわれは緊急の課題に協力する用意がある」と述べた。
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