ECB、一般からの意見聴取開始へ 物価目標など政策見直しで
ロイター / 2020年2月25日 4時2分
欧州中央銀行(ECB)は24日、ユーロ圏各国の一般市民から金融政策に関する意見を集めるための説明会を始めると発表した。写真はラガルド総裁。フランクフルトで昨年11月撮影(2020年 ロイター/Ralph Orlowski)
[フランクフルト 24日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)は24日、ユーロ圏各国の一般市民から金融政策に関する意見を集めるための説明会を始めると発表した。ECBが行う広範な戦略検証に合わせ、ラガルド新総裁が提唱する一般との対話促進の一環。
ラガルド総裁は今週26日、「ECB Listens(ECBは耳を傾ける)」と称したタウンホールをブリュッセルで開く。ユーロ圏19カ国の中央銀行も同様の催しを今年前半を中心に開催する予定だ。
ラガルド氏は「われわれは一般の率直な見解や期待、懸念を聞きたい」とする声明を発表した。
ECBは先月の定例理事会で主要政策金利を据え置くとともに、物価目標を含む政策戦略の検証を開始したと明らかにした。前任のドラギ氏は大規模な金融緩和による物価押し上げを目指したが、物価は長らく目標を割り込んでおり、現職のラガルド総裁が今後、政策目標や達成手段をどのように見直すかが注目される。
中銀筋6人は先週、ロイターに対し、一般からの意見聴取がECBが行う物価目標見直しを巡る議論に影響を与えることはないと考えていると明かした。
ただ、匿名の関係筋は、さまざまな市民からの意見聴取を行うことで、新たな目標を巡る議論にはしばらく時間がかかるとの見方を示した。
この記事に関連するニュース
ランキング
-
12025年の日経平均株価は一体いくらになるのか デフレ脱却相場の当面のピークは7月に来る?
東洋経済オンライン / 2024年12月9日 9時30分
-
2やっぱり豊田章男会長の「全方位戦略」が正しかった…自動車大国中国で「売れないEV」が山積みになっているワケ
プレジデントオンライン / 2024年12月9日 7時15分
-
3新幹線の線路点検、JR東「新型メンテ車」の実力は? 徒歩の目視検査から時速70kmでセンサー監視
東洋経済オンライン / 2024年12月9日 6時30分
-
4「30代で年収が倍になった人たち」がまずやった事 転職せずに年収を増やすにはどうしたらいい?
東洋経済オンライン / 2024年12月9日 8時0分
-
5「釣りバカのハマちゃん」会社に必須な人材の理由 「古くさい管理職像」ではもはや通用しない
東洋経済オンライン / 2024年12月9日 10時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください