ロシア中銀、政策金利4.25%に引き下げ 追加利下げ示唆
ロイター / 2020年7月25日 0時58分
[モスクワ 24日 ロイター] - ロシア中央銀行は24日、政策金利を4.5%から4.25%に引き下げることを決めた。0.25%ポイントの利下げは予想通り。低インフレと経済縮小を踏まえ、追加利下げの可能性があるという。
ロシア中銀は新型コロナウイルス流行や石油価格下落の打撃を受けた経済を支援するため、今年に入り4回の利下げを実施している。
ナビウリナ総裁は、これまでの利下げの影響を評価する必要があるとした上で、利下げ余地はまだあると述べた。
声明では「状況がベースシナリオ通り進展すれば、ロシア中銀は今後の会合で追加利下げの必要性を検討する」とした。
また、金融政策の観点から中立と見なす政策金利のレンジを従来の6─7%から5─6%に引き下げた。
経済見通しについては、第2・四半期の国内総生産(GDP)が9─10%縮小すると想定。2020年は従来の4─6%縮小から4.5─5.5%縮小に修正した。21年には成長に回帰するという。
インフレ率は20年末で3.7─4.2%、21─22年は目標の4%近辺で安定的に推移すると見込んだ。
この日の会合で0.5%ポイントの利下げを見込んでいた市場関係者の多くは、年後半の利下げ継続を想定している。
ロシアの銀行最大手ズベルバンク
BNPパリバのアナリストは、この日の会合について「ハト派バイアスが維持された」とし、0.25%ポイントの追加利下げが年内に2回実施されるとした。
この記事に関連するニュース
-
タイ中銀、予想通り金利据え置き 引き締めサイクルに終止符
ロイター / 2023年11月29日 20時20分
-
金融政策は制限的に、英・豪・スペイン中銀が必要性強調
ロイター / 2023年11月28日 14時10分
-
スウェーデン中銀が政策金利据え置き、利上げ終了観測広がる
ロイター / 2023年11月24日 7時22分
-
南アCPI、10月は前年比+5.9%に加速 目標上限に迫る
ロイター / 2023年11月22日 19時37分
-
政策金利を3回連続で引き下げ、下げ幅は縮小(チリ)
ジェトロ・ビジネス短信 / 2023年11月10日 15時10分
ランキング
-
1「何とか再生したい」伊藤忠商事会長がビッグモーター買収に強い意欲
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2023年12月5日 19時19分
-
2なぜJR横須賀線は“遠回り”? 品川~横浜で最短ルートを通らないワケ
乗りものニュース / 2023年12月6日 8時12分
-
3円安で「料金2倍以上」…冷え込む海外旅行、年末年始もコロナ禍前の7割どまり
読売新聞 / 2023年12月6日 7時28分
-
4日本の会社員はなぜ「やる気」を失ったのか…半数以上が「どうでもいい仕事」に押しつぶされる残念な現実
プレジデントオンライン / 2023年12月6日 9時15分
-
5NHKBS配信の必須業務に反対 新聞協会「検討が不十分」
共同通信 / 2023年12月5日 17時4分
記事ミッション中・・・
記事を最後まで読む

記事ミッション中・・・
記事を最後まで読む

エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
