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NY市場サマリー(25日)S&Pとダウ下落、ドル3カ月ぶり安値近辺

ロイター / 2020年11月26日 7時21分

[25日 ロイター] -

<為替> 終盤のニューヨーク外為市場でドルは小幅安。低調な米経済指標を受け、世界の金融市場ではリスクオンの動きが停滞しているもようだが、ドルは約3カ月ぶりの安値近辺で推移した。

米労働省が25日に発表した11月21日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は77万8000件と、2週連続で増加した。新型コロナウイルス感染再拡大や一連の制限措置を背景にレイオフが増加し、労働市場の回復を阻害している可能性を示唆した。

また、この日発表された他の指標では、10月の個人消費支出と設備投資が予想を上回り、第4・四半期が堅調なスタートを切ったことが示された。

アクション・エコノミクスのグローバル通貨分析担当マネジングディレクター、ロナルド・シンプソン氏は、「きょうの米指標はドルにはほとんど影響を与えず、トレーダーは感謝祭前のポジション調整に集中していたようだ」と述べた。

ドル指数は0.14%安の91.999。一時は91.927まで下落し、9月1日以来の安値を記録した。

<債券> 米金融・債券市場では、大半の国債利回りが低下した。新規失業保険申請件数などの経済指標がさえない内容だったことを受けた。この日公表された11月の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で資産購入プログラムの対象年限長期化が議論されていたことが明らかになったが、30年債利回りは上昇した。

米労働省が25日に発表した11月21日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は77万8000件と、2週連続で増加した。新型コロナウイルス感染再拡大や一連の制限措置を背景にレイオフが増加し、労働市場の回復を阻害している可能性を示唆した。

この日は個人消費や国内総生産(GDP)改定値、新築住宅販売なども発表された。

また、米国では新型コロナウイルス感染症による1日当たりの死者が5月以来初めて2000人を超えた。感謝祭の連休を迎え、人の移動が予想される中、状況の悪化が懸念されている。

指標10年債利回りは0.5ベーシスポイント(bp)低下の0.878%。2年債利回りも0.5bp低下し0.160%となった。2年債と10年債の金利差はほぼ変わらずだった。

<株式> 米国株式市場はS&P総合500種とダウ工業株30種が前日に付けた終値ベースでの最高値から下落。新型コロナウイルスの感染再拡大に伴う新たなロックダウン(都市封鎖)を背景にレイオフが増加し、投資家のリスク志向が後退した。

今週初めに上昇を主導したシクリカル(景気循環)株や小型株が売られた。

一方、コロナ禍でも好調なIT(情報技術)関連セクターの大型株に支援され、ナスダック総合はプラス圏を維持した。

インバーネス・カウンセルのチーフ投資ストラテジスト、ティム・グリスキー氏は「きょうは再びバリュー株からグロース(成長)株にシフトした。ウイルスとワクチンのせめぎ合いだ」と指摘した。

米労働省が25日に発表した11月21日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は77万8000件と、2週連続で増加。新型コロナ感染再拡大や一連の制限措置を背景にレイオフが増加し、労働市場の回復を阻害している可能性を示唆した。

<金先物> ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、前日までの売りが一服し、小幅高となった。

前日は、投資家のリスク回避姿勢が後退する中で、安全資産とされる金が売られ、先物相場は4カ月ぶりの安値となった。この日は急落の反動から安値拾いの買いが入った。米新規失業保険申請件数の悪化が相場の支えとなったほか、ショートポジションの買い戻しが入ったとの見方もあった。

ただ、新型コロナウイルスのワクチン早期実用化への期待は根強く、金塊相場の上値は重かった。感謝祭の祝日を控えて休暇を取る市場参加者が多く、見送り気分も強かった。

<米原油先物> ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、米原油在庫の減少やドル安に伴う割安感などを背景に買われ、続伸した。

米エネルギー情報局(EIA)が午前に公表した週報によると、20日までの1週間の米原油在庫は前週比80万バレル減と、市場予想(13万バレル増=ロイター拡大版調査)に反して取り崩しとなった。これを受けて供給過剰懸念が幾分後退する中、相場はジリ高の展開。ドル安・ユーロ高の進行に伴い、ドル建てで取引される原油に割安感が強まったことも買いを後押しした。

米国の感謝祭に伴う休場を翌日に控え、清算値確定間際には利益確定の売りが出たが、上げ幅の縮小は限定的。米欧製薬会社による新型コロナウイルスのワクチン開発進展の相次ぐ報告を受け、市場ではエネルギー需要回復期待が高まっており、強地合いを維持した。

ドル/円 NY終値 104.45/104.48

始値 104.49

高値 104.51

安値 104.27

ユーロ/ドル NY終値 1.1913/1.1916

始値 1.1880

高値 1.1926

安値 1.1883

米東部時間

30年債(指標銘柄) 17時05分 99*30.50 1.6270%

前営業日終値 100*17.00 1.6030%

10年債(指標銘柄) 17時05分 99*30.00 0.8816%

前営業日終値 99*30.00 0.8820%

5年債(指標銘柄) 17時05分 99*29.25 0.3924%

前営業日終値 99*28.50 0.3970%

2年債(指標銘柄) 16時27分 99*29.63 0.1622%

前営業日終値 99*29.50 0.1640%

終値 前日比 %

ダウ工業株30種 29872.47 -173.77 -0.58

前営業日終値 30046.24

ナスダック総合 12094.40 +57.08 +0.47

前営業日終値 12036.79

S&P総合500種 3629.65 -5.76 -0.16

前営業日終値 3635.41

COMEX金 12月限 1805.5 +0.9

前営業日終値 1804.6

COMEX銀 12月限 2336.2 +6.2

前営業日終値 2330.0

北海ブレント 1月限 48.61 +0.75

前営業日終値 47.86

米WTI先物 1月限 45.71 +0.80

前営業日終値 44.91

CRB商品指数 160.3857 +0.5944

前営業日終値 159.7913

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