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午後3時のドル105円後半、米長期金利の低下で106円割れ

ロイター / 2021年2月25日 15時39分

午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点とほぼ同水準の105円後半。写真は、ドル紙幣。2021年2月8日に撮影。(2021年 ロイター/Dado Ruvic)

[東京 25日 ロイター] -

ドル/円  ユーロ/ドル  ユーロ/円

午後3時現在 105.87/89 1.2175/79 128.92/96

午前9時現在 105.94/96 1.2167/71 128.92/96

NY午後5時 105.86/89 1.2164/66 128.79/83

午後3時のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点とほぼ同水準の105円後半。午前の取引では米長期金利が1.4200%付近まで上昇したことを受けて、ドルは106.14円まで上昇し、半年ぶりの高値に迫ったが、午後は米長期金利の低下が円の買い戻しを誘発し、106円を割り込む展開となった。

きょうは商業決済が集中する五・十日に当たるが、朝方から足元まで輸出のドル売りが先行したという。

ユーロ/ドルは1.21ドル後半で堅調さを維持し、ユーロに対するドル安がドル/円の上値を抑えたとの指摘も聞かれた。

市場では「海外市場での円全面安を引きずって、午前の取引では円安傾向が続いたが、午後に入って円の買い戻しがやや目立っている」(外為アナリスト)という。

リフィニティブによると米10年国債利回りは現在1.400%付近。前日の海外市場では1.435%付近まで上昇し1年ぶりの高水準となった。

米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は24日、下院金融サービス委員会の公聴会で証言し、インフレ目標の達成には3年超の期間を要する可能性があるとの認識を示した。

「きのうは他のFRB幹部も金融緩和の継続を強調する発言をしており、長期金利上昇をけん制した格好だ」(前出のアナリスト)という。

市場では、ニューヨーク市内で広がっているとされるコロナウイルスの変異株が話題に上り、ドルのセンチメントにはマイナスとなった。

米コロンビア大学医学大学院の研究チームは24日、南アフリカで最初に検出された感染力が強い新型コロナウイルス変異株と類似点がある新たな変異株の感染がニューヨーク市内で広がっていると報告した。

一方、リスクオンムードを受けて、クロス円は高値圏でじり高。カナダドルが84円後半と2年11カ月ぶり、NZドルが78円後半と2年10カ月ぶり、豪ドルが84円前半と2年8カ月ぶり高値を更新した。英ポンドも149円後半と3年ぶり高値圏で推移した。

米食品医薬品局(FDA)が24日、米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)が開発した新型コロナワクチンについて、安全かつ有効であることが臨床試験から示されたとするスタッフ報告書を発表したことも、市場の楽観ムードを後押ししているという。

(為替マーケットチーム)

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