世界経済、地政学的緊張などで厳しい年に=欧州商工会議所調査
ロイター / 2023年1月25日 9時25分
1月25日、欧州商工会議所が発表した世界経済に関する調査結果によると、地政学的緊張、高水準のインフレ率、エネルギー危機を背景に、世界の貿易・商業団体は2023年が厳しい年になると予想している。ロンドンで2020年1月撮影(2023年 ロイター/Henry Nicholls)
[ベルリン 25日 ロイター] - 欧州商工会議所が25日に発表した世界経済に関する調査結果によると、地政学的緊張、高水準のインフレ率、エネルギー危機を背景に、世界の貿易・商業団体は2023年が厳しい年になると予想している。
調査は、世界の国内総生産(GDP)の約70%を占める貿易・商業団体の回答に基づいており、長引く地政学的緊張と不安定性が今年の世界経済にとっての最大の課題であることが浮き彫りになった。
米国と英国の調査参加者は、食料とエネルギー価格の高騰に起因するインフレ率上昇を最大の課題と認識。欧州連合(EU)ではエネルギー安全保障を巡る懸念が強く示された。
調査では、自国または地域の23年実質GDP成長率の予想を尋ね、その回答を国際通貨基金(IMF)の予想と比較した。米国と中国の調査参加者の予想はIMFとほぼ同じだったが、英国商業会議所は1.3%のマイナス成長を予測し、IMF予想のプラス0.3%よりもはるかに悲観的な見通しとなった。
調査は22年11─12月に実施された。
この記事に関連するニュース
-
IMF世界経済見通し…ベースラインは安定成長だが不確実性は高い
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2025年2月4日 7時0分
-
独、成長見通し下方修正 貿易巡る緊張の高まりで輸出減を予想
ロイター / 2025年1月30日 0時33分
-
安定的な成長も、国ごとの格差目立つ、IMF世界経済見通し(世界)
ジェトロ・ビジネス短信 / 2025年1月27日 1時40分
-
米中関係、一段の悪化懸念する在中国米企業の割合が5年ぶり高水準=調査
ロイター / 2025年1月23日 12時38分
-
2025年の世界経済成長率は2.7%と低水準で推移、世界銀行見通し(世界)
ジェトロ・ビジネス短信 / 2025年1月20日 13時20分
ランキング
-
1「クチャクチャ食べる子ども」が増えている理由…大人になって命を危険に晒す可能性も【歯科医師が警鐘】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2025年2月12日 13時15分
-
2焦点:ホンダ案に日産衝撃、子会社化「論外」 危機感の溝埋まらず
ロイター / 2025年2月12日 14時9分
-
3自動改札機で失われた“駅員の職人芸” 「大阪駅にはタンゴのリズムで改札バサミを空打ちする駅員がいる」《関西私鉄の秘話》
NEWSポストセブン / 2025年2月12日 10時53分
-
4〈急増するリベンジ退職〉休日返上10連勤、充電器忘れ3時間叱責…上司のハラスメントの末に若手社員が取ったまさかの行動
集英社オンライン / 2025年2月12日 11時0分
-
5日本銀行が利上げを急ぐ理由~労働供給制約下の金融政策~(愛宕伸康)
トウシル / 2025年2月12日 8時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする

記事ミッション中・・・
記事にリアクションする

エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
