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OPEC、石油需要の長期見通し引き上げ 途上国がけん引

ロイター / 2024年9月25日 9時28分

 石油輸出国機構(OPEC)は9月24日に公表した2024年版の世界石油見通しで、中長期的な需要予測を引き上げた。写真はOPECのロゴ。昨年11月、ウィーンで撮影(2024年 ロイター/Leonhard Foeger)

Alex Lawler Fabio Teixeira

[ロンドン/リオデジャネイロ 24日 ロイター] - 石油輸出国機構(OPEC)は24日に公表した2024年版の世界石油見通しで、中長期的な需要予測を引き上げた。インド、アフリカ、中東が伸びをけん引するとしたほか、電気自動車(EV)やクリーンエネルギーへのシフト鈍化を理由に挙げた。

OPECのガイス事務局長は「人口の増加、中間層の増加、都市化によって途上国に将来のエネルギー需要が見られる」と語った。

また報告書の序文では「石油需要のピークが近い将来に訪れることはない」とした。

OPECは世界の石油需要が45年までに日量1億1890万バレルに達すると予想。23年版から約290万バレル上方修正した。

50年には1億2010万バレルに拡大する見込みという。これは業界の一部予想よりもはるかに多い。英石油大手BPは石油需要が25年にピークを打ち、50年には日量7500万バレルまで減少するとみている。

OPECはインフレ圧力低下や各国の中央銀行による利下げ開始で経済状況が昨年よりも改善しているとして、中期的な需要見通しも引き上げた。28年の世界需要見通しは日量1億1100万バレルとし、昨年の予想から80万バレル上方修正した。

29年には1億1230万バレルに達すると予想した。これは同年に需要が1億0560万バレルで頭打ちになるとする国際エネルギー機関(IEA)の6月発表予想を600万バレル以上上回る。

OPECは自動車販売について、EVがシェアを拡大するものの、内燃エンジン車が50年時点でも世界全体の70%以上を占めると予想した。

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