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インフレ目標達成で進展、追加利下げ期待は「妥当」=カナダ中銀

ロイター / 2024年9月25日 9時30分

 カナダ銀行(中央銀行)のマックレム総裁は9月24日、インフレ率の目標達成で進展が続いていることから、追加利下げを期待するのは妥当だと述べた。4日、オタワで撮影(2024年 ロイター/Blair Gable)

[オタワ 24日 ロイター] - カナダ銀行(中央銀行)のマックレム総裁は24日、インフレ率の目標達成で進展が続いていることから、追加利下げを期待するのは妥当だと述べた。

17日に発表された8月の消費者物価指数(CPI)の前年同月比上昇率は2.0%と、前月の2.5%から伸びが鈍化した。2021年2月以来、3年半ぶりの低水準で、カナダ銀行(BOC、中央銀行)が目標とする2%に達した。前月比は0.2%下落した。

総裁は「インフレに対する進展が続いていることから、政策金利のさらなる引き下げを期待するのは妥当なことだ」と述べ、「その時期とペースは、今後のデータとそれらのデータが将来のインフレにとって何を意味するかについての我々の評価によって決定される」と説明した。

次回の金融政策決定発表は10月23日に予定されている。金融市場では50ベーシスポイント(bp)の大幅利下げの確率を58%以上織り込んでいる。12月の今年最後の政策決定会合では、さらに25bpの利下げが織り込まれている。

総裁は「インフレ率が目標の2%まで回復したことは喜ばしい。長い道のりだった」とし、「今はインフレ率を1─3%のインフレ抑制レンジの中心に近づけたい。着地点を固める必要がある」と述べた。

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