カナダ首相、イスラエルとヒズボラに緊張緩和呼びかけ

　９月２４日、カナダのトルドー首相（写真）は、イスラエルとレバノンの親イラン武装組織ヒズボラ間の緊張緩和を呼びかけ、レバノンでの女性や子どもの殺害は極めて憂慮すべき事態だと述べた。写真は米ニューヨーク州で撮影（２０２４　ロイター／Caitlin Ochs）

[２４日 ロイター] - カナダのトルドー首相は２４日、イスラエルとレバノンの親イラン武装組織ヒズボラ間の緊張緩和を呼びかけ、レバノンでの女性や子どもの殺害は極めて憂慮すべき事態だと述べた。

イスラエルはレバノン南部でヒズボラへの攻撃を続けており、ヒズボラも２４日、イスラエル北部の軍事施設を攻撃。前日にはレバノンで５００人以上が死亡し、１日としては数十年で最悪の被害となった。

トルドー氏は、国連総会出席のため訪れているニューヨークで「民間人が確実に保護されるようにする必要がある。暴力は止めなければならない」と記者団に述べた。

さらに「イスラエルとヒズボラ双方による緊張緩和を確実にする必要がある。民間人の命を守る必要がある。地域全体の平和と安定に向かっていることを確認する必要がある」と述べた。

カナダには多数のレバノン系住民がいる。