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OECD、英成長予測を大幅上方修正 G7最下位から浮上

ロイター / 2024年9月25日 19時55分

経済協力開発機構(OECD)は25日、今年と来年の英国の経済成長予測を大幅に上方修正した。英マルバーンの工場で昨年5月撮影。(2024年 ロイター/Andrew Boyers/File photo)

[ロンドン 25日 ロイター] - 経済協力開発機構(OECD)は25日、今年と来年の英国の経済成長予測を大幅に上方修正した。

今年の予測は1.1%、来年の予測は1.2%。従来予測はそれぞれ0.4%、1.0%だった。

従来は主要7カ国(G7)で成長率が最低になると予想していたが、今回の上方修正により、他の大半のG7諸国に近い水準となった。

英経済は今年上半期に大方の予想を上回る成長を記録。イングランド銀行(英中央銀行)なども予想を上方修正している。

OECDは英国について、債務の対国内総生産(GDP)比を5年間低下傾向にするといった自主的なルールを変更する必要があると主張。こうしたルールにより長期の大型公共投資が妨げられる一方、債務全体の増加に歯止めをかける効果も出ていないと述べた。

OECDのチーフエコノミスト、アルバロ・ペレイラ氏は会見で「英国には投資拡大が必要で、そのためには財政余地を作る必要がある」と語った。

OECDによると、英国のインフレ率はG7諸国で最も高くなる見通し。今年のインフレ予測は平均2.7%、来年は平均2.4%。前回予想とほぼ同じだった。

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