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米、ガザ・レバノン紛争終結へ新たな外交努力を主導=関係筋

ロイター / 2024年9月26日 5時51分

米国はパレスチナ地区ガザとレバノンで起きている紛争両方の終結に向け、新たな外交努力を主導している。写真はスペイン・マドリードで、中東の紛争激化に抗議するデモ参加者たち。25日撮影(2024年 ロイター/Violeta Santos Moura)

[ベイルート/ニューヨーク 25日 ロイター] - 米国はパレスチナ地区ガザとレバノンで起きている紛争両方の終結に向け、新たな外交努力を主導している。関係筋7人がロイターに明らかにした。

新たな取り組みはイスラエル軍とガザおよびレバノンの戦闘双方をカバーする単一の構想で、ニューヨークで開催されている国連総会の合間に詳細が協議されているという。ガザとレバノンの情勢を結び付けた単一の取り組みは今回が初めて。

イラン支援下にある武装組織ヒズボラに近いレバノン政府筋によると、昨年10月7日のイスラエル奇襲でイスラム組織ハマスに拘束されている人質の解放も合意に含まれる可能性がある。

西側諸国の外交官は、米国が求めている合意にはイスラエルによるガザでの大規模な戦闘の終結の発表やレバノンでの停戦の推進などが含まれる見通しで、ヒズボラにとり、イスラエルとの全面戦争を回避するための「出口」となる可能性があると述べた。

レバノン情報筋によると、ヒズボラはガザとレバノンの両方を含むあらゆる和平案に前向きであるという。

米政府筋は、イスラエル軍とヒズボラの敵対行為の「一時停止」と、停滞しているイスラエル・ハマス間の間接交渉の再開が協議の焦点と述べた。

米ホワイトハウスの国家安全保障会議、イスラエル首相府はいずれもコメントを控えている。

イスラエル軍は25日もレバノンでの空爆を継続。軍高官はレバノン国境の兵士らに対し「(空爆継続は)地上侵攻の準備を整えるとともに、ヒズボラをさらに弱体化させるためだ」とし、地上戦の可能性を示唆した。

バイデン大統領は、中東で全面戦争が起こる可能性はあるとしつつも、イスラエルとガザでの紛争およびヒズボラとの戦闘を解決する可能性はあるという認識を示した。

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