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世界債務残高、過去最高の312兆ドルに=国際金融協会

ロイター / 2024年9月26日 8時55分

 国際金融協会(IIF)が9月25日発表した報告書によると、世界の債務残高は今年6月末時点で312兆ドルと過去最高になった。写真は米ドル紙幣。2014年11月、ワシントンで撮影(2024年 ロイター/Gary Cameron)

[ニューヨーク 25日 ロイター] - 国際金融協会(IIF)が25日発表した報告書によると、世界の債務残高は今年6月末時点で312兆ドルと過去最高になった。米国と中国での借り入れの増加が全体を押し上げた。昨年末時点より2兆1000億ドル増えた。新興国での主要な負債資本倍率も過去最高を記録した。

IIFの「グローバル債務モニター報告書」は、世界の政府の債務残高が今年6月末時点で92兆ドルだったとし、増加傾向が続いていることに警鐘を鳴らした。世界の政府の債務残高は30年までに145兆ドルとなり、50年までに440兆ドルを超えると予測した。

報告書は「米連邦準備理事会(FRB)が乗り出した金融緩和局面が世界での債務増加のペースを加速させることが予想される中で、成熟市場と新興市場の両方で政府債務残高の増加に対処する政治的意志が明らかに欠如していることが大きな懸念材料となっている」と指摘した。

政府債務残高が膨らんだ大きな部分は、気候変動問題に直面したことによるエネルギー転換によって押し上げられた。これは、50年までに増加が見込まれる分のうち3分の1超を占めると予想されている。

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