スウェーデンでコロナ感染が再拡大、首相が警戒の緩みを警告
ロイター / 2020年9月25日 11時39分
スウェーデンのロベーン首相は24日、一部地域における新型コロナウイルスの感染ペースに懸念を示し、多くの人たちが数カ月にわたる警戒態勢を緩め、元の社会生活に戻りたくなっているようだと指摘した。写真は5月、ストックホルムのショッピングセンター内でソーシャルディスタンスを呼びかける看板。提供写真(2020年 ロイター/TT News Agency/Henrik Montgomery)
[ストックホルム 24日 ロイター] - スウェーデンのロベーン首相は24日、一部地域における新型コロナウイルスの感染ペースに懸念を示し、多くの人たちが数カ月にわたる警戒態勢を緩め、元の社会生活に戻りたくなっているようだと指摘した。
スウェーデンは大半の諸外国と異なり、強制的なロックダウン(封鎖)を避けてきた。個々人の責任に訴え、社会的距離(ソーシャルディスタンス)を維持したり、衛生対策を強化するなどし、コロナを封じ込めるのではなく、感染ペースを鈍化させることを目指している。
多くの欧州諸国に比べて感染者ははるかに少ないが、ここ数週間、徐々に増加している。24日に確認された感染者は533人で、1日当たりとしては7月初め以来の高水準となった。
ロベーン首相は会見で、国民が感染の防止に対して気を緩めすぎていると指摘。「スウェーデンの状況は比較的安定しているが、一部地域で感染増加の兆候が見られ、懸念される」と述べた。
その上で、「春には警戒する姿勢がみられたが、それが徐々に抱擁やパーティー、混雑したバスに取って代わられ、元の日常が戻りつつあるようだ」と述べ、社会的距離などをも守るよう要請するとももに、必要に応じてより厳格な措置を取る用意があると警告した。
政府のコロナ感染症対策を率いる疫学者のアンデシュ・テグネル氏は記者団に、「緩やかだが、確実に誤った方向に向かっている。秋にみんなが職場復帰したときに起こり得ると議論していた事態だ」と述べた。
この記事に関連するニュース
-
“焦りと恐怖心”で正常な判断をさせない サイバー攻撃の具体的事例と対策を解説
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年9月6日 20時5分
-
焦点:米FRB当局者、9月利下げの必要性で一致も根拠はさまざま
ロイター / 2024年9月4日 7時23分
-
ヒズボラが大規模報復攻撃、イスラエルは先制 紛争拡大に懸念
ロイター / 2024年8月26日 8時12分
-
株価乱高下はまるで「貯蓄から投機」…不確実性とリスクの高まりを専門家も警告
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年8月23日 9時26分
-
WHOが「エムポックス(サル痘)」緊急事態宣言...アフリカ大陸外ではスウェーデンで初確認される
ニューズウィーク日本版 / 2024年8月19日 12時35分
ランキング
-
1テイラー・スウィフトさん、ハリス氏支持表明「私は私の選択した」 SNSで投票呼びかけ
産経ニュース / 2024年9月11日 17時7分
-
2ロシア軍、クルスク州で反撃開始か、「10集落奪還」と主張 ウクライナ軍が越境攻撃
産経ニュース / 2024年9月11日 18時38分
-
3再送-トランプ氏「移民がペット食べている」、討論会で虚偽主張繰り返す
ロイター / 2024年9月11日 16時19分
-
4《韓国では知り合いの写真や卒アルから作成、拡散も》一般人も未成年も被害者となるディープフェイク性犯罪の卑劣さ 元アイコラ職人「タガが外れたなという感じ」
NEWSポストセブン / 2024年9月11日 16時15分
-
5経済、中絶、移民で応酬=「過激」「うそつき」非難合戦―ハリス、トランプ氏初討論会・米大統領選
時事通信 / 2024年9月11日 13時17分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください