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英中銀、必要なら資産購入拡大の用意 金利や買い入れ枠は維持

ロイター / 2020年3月26日 23時48分

イングランド銀行(英中央銀行)は26日に開いた金融政策委員会で、政策金利を過去最低水準の0.1%に据え置くと発表した。ロンドンの英中銀前で23日撮影(2020年 ロイター/Toby Melville)

[ロンドン 26日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)は26日に開いた金融政策委員会で、政策金利を過去最低水準の0.1%に据え置くと発表した。国債買い入れ枠も6450億ポンド(7740億ドル)を維持し、新型コロナウイルスの感染拡大に対応するための新たな措置は打ち出さなかったものの、必要となれば国債買い入れをさらに拡大する用意があると表明した。

中銀は、新型ウイルスの感染拡大で経済が受ける衝撃の大きさを現時点で正確に推し量ることはできていないとしながらも、「必要に応じ資産購入をさらに拡大することは可能」と表明。「状況を引き続き注視し、容認できない金融状況の逼迫(ひっぱく)への対処や景気支援で必要となれば、追加措置を講じる用意がある」とした。

さらに新型コロナ流行の「経済活動に対する衝撃の規模や期間は極めて不透明だが、大規模で急激となる見通しだ」と指摘。ただ「雇用喪失と企業倒産が抑制できれば、影響は最終的に一時的なものになる」との見解を示した。

英中銀は新型コロナ対策で、今月に入り緊急利下げを2回実施し、債券買い取り枠を2000億ポンド上乗せした。

イコールズ・グループの首席エコノミスト、ジェレミー・トムソン・クック氏は「英中銀は、対応するためにあらゆることを実施すると表明できる。そして、対応策の規模は重要だ。ただ、対応策の効果性は、流動性がいかに迅速に企業と消費者に行き渡るかで推し量られる」と述べた。

ベイリー総裁はこれまでに、英中銀はマイナス金利政策を導入しない姿勢を示している。

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