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ビットコインが一時13%急落、ポジション解消や規制巡る懸念で

ロイター / 2020年11月27日 8時8分

11月26日、暗号資産(仮想通貨)のビットコインがの取引で一時13%急落、11月16日以来10日ぶりの安値を付けた。写真はビットコインのイメージ。19日撮影(2020年 ロイター/Dado Ruvic)

[ロンドン 26日 ロイター] - 暗号資産(仮想通貨)のビットコインが26日の取引で一時13%急落、11月16日以来10日ぶりの安値を付けた。

直近は9%安の1万7074ドル。25日には3年ぶり高値の1万9521ドルを付け、史上最高値(1万9666ドル)に迫っていた。

ビットコインは、インフレへのヘッジ資産として、またリスク資産への需要の高まりや主流として受け入れられるとの期待を背景に年初来では約140%上昇している。

市場筋はこの日の急落について、最高値に近付く中、膨らんでいたレバレッジを効かせたポジションの巻き戻しが起きたことが要因と指摘しているほか、規制を巡る観測を巡るコインベースのブライアン・アームストロング最高経営責任者(CEO)のツイートも材料になったとみている。

同CEOは24日、個人投資家が暗号通貨を保管するウォレットについて、米国が規制強化に動くという市場の観測に懸念を示した。

エニグマ・セキュリティーズのジョセフ・エドワーズ氏は「市場には過去数日、明らかに高揚感が広がっていた。過剰にレバレッジを効かせた市場が小さな一撃で、大きな打撃を受けたようだ」と語った。

米財務省はコメント要請に応じていない。

この日のビットコインの急落を受け、他の仮想通貨も下落。市場規模がビットコインに次いで2番目に大きいイーサリアムは約13%安、3番目のXRP(リップル)は20%超急落した。

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