1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. 経済

独与党内で財政規律の緩和に反対の声、首相側近の発言受け

ロイター / 2021年1月26日 19時42分

 独首相府のヘルゲ・ブラウン長官(写真)が新聞への寄稿で財政規律の緩和を提言したことに対し、与党内から反対の声が上がっている。代表撮影(2021年 ロイター)

[ベルリン 26日 ロイター] - 独首相府のヘルゲ・ブラウン長官が新聞への寄稿で財政規律の緩和を提言したことに対し、与党内から反対の声が上がっている。

与党キリスト教民主同盟(CDU)の有力議員、エックハルト・レーベルク氏は「ユーロ圏の危機をもたらしたのは過大な債務だった」と指摘。与党議員は、財政規律を堅持し財政の健全性に議論の余地はないとの見方を示していると反論した。

ハンブルク州のCDUを率いるクリスチャン・プロス氏も、財政規律を緩和すべきでないとの立場に賛同。ロイターに対し「CDUは慎重な財政政策の党だ。これからもその方針を守り続ける」と述べた。

一方、野党・緑の党のスヴェン・クリスティアン・キンドラー議員は、ヘルゲ・ブラウン長官の提言を歓迎。公共投資の拡大に向けた改革はかなり期限を過ぎている、と指摘した。

ヘルゲ・ブラウン長官は、26日付の独紙ハンデルスブラットに掲載される寄稿で「歳出を厳格に管理しても、数年は債務ブレーキを守ることができない」と述べ、あと2年程度は政府の借り入れを増やせるよう、債務ブレーキの規定を改正することで与野党が合意すべきと提言した。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください