英航空業界、ワクチン接種完了者の隔離義務の解除要請

英航空業界は２６日、英政府に対し新型コロナウイルスワクチンの接種を完了した人の自主隔離義務の解除を求めた。写真は７月７日撮影（２０２１年　ロイター/Kevin Coombs）

［ロンドン　２６日　ロイター］ - 英航空業界は２６日、英政府に対し新型コロナウイルスワクチンの接種を完了した人の自主隔離義務の解除を求めた。

英航空大手ブリティッシュ・エアウェイズ（ＢＡ）などが加盟する業界団体、エアラインズＵＫは、米国、欧州連合（ＥＵ）のワクチン接種を完了した人に対する自主隔離義務を解除するよう求めると同時に、より多くの国を低リスクの「グリーン（緑信号）リスト」に分類するよう呼び掛け、週内にも発表される見通しの次回の渡航制限改定でこうした措置を取らなければ、航空業界の雇用喪失が進むと警告した。

英国の空の玄関口、ヒースロー空港のジョン・ホランド・ケイ最高経営責任者（ＣＥＯ）は、英政府は近く、ワクチン接種を完了した米国からの入国者に対する自主隔離義務を解除する可能性があるとの見方を示している。