ブラックロック、最大規模の気候関連ETF群を創設
ロイター / 2021年10月26日 18時35分
10月26日、世界有数の資産運用会社ブラックロックは、運用総額90億ドルの6つのファンドに、より厳格な気候ルールを適用することにより、最大規模のETF(上場投資信託)商品群をつくったと明らかにした。ニューヨークのブラックロック社屋で5月撮影(2021年 ロイター/Carlo Allegri)
[ロンドン 26日 ロイター] - 世界有数の資産運用会社ブラックロックは26日、運用総額90億ドルの6つのファンドに、より厳格な気候ルールを適用することにより、最大規模のETF(上場投資信託)商品群をつくったと明らかにした。
ブラックロックとの協議によって、同社のiシェアーズESGエンハンスドUCITS・ETFが連動するMSCI指数は今後、欧州連合(EU)の気候移行ベンチマーク(CTB)に従う。
EUのCTBでは、MSCIのベンチマークに対する炭素排出原単位の30%削減、ベンチマークの脱炭素の進捗率を前年比7%とするよう定めている。
ブラックロックによると、ETFの構成銘柄選定において、CTBだけでなく、さらに厳格な環境基準を適用。オイルサンド、シェールガス、シェールオイル、炭層ガス(CSG)、炭層メタン(CBM)、北極オンショア/オフショアの資源から収入の5%以上を得ている企業は投資対象から外す。
2022年11月からは、土地使用や生物多様性、有害物の流出や水管理といった環境面の問題が指摘されている企業には環境面のスクリーニングを行う予定。
ブラックロックには、パリ協定の目標を順守している銘柄で構成するパリ・アラインドETFがあるが、新たなファンドは、ポートフォリオレベルで同様な目標達成を目指す。この結果、組み入れ可能な銘柄の数は、パリ・アラインドETFの2倍以上になるという。
この記事に関連するニュース
-
米指数ファンドからブラックリスト中国企業に多額資金=下院特別委
ロイター / 2024年4月19日 9時38分
-
この春新登場!金融アナリストが注目するETFと投資信託3選
MONEYPLUS / 2024年4月13日 7時30分
-
金融アナリストが教える!新年度から始める資産形成のスタートアップガイド
MONEYPLUS / 2024年4月6日 7時30分
-
すべての人がオルカンに投資すべきではない? 【新NISA】の投資戦略
MONEYPLUS / 2024年3月29日 7時30分
-
フィデリティ投信、「フィデリティ・新興国中小型成長株投信(愛称:エマージング・ハンター)」を設定
PR TIMES / 2024年3月27日 15時40分
ランキング
-
1東京円一時1ドル154円87銭、34年ぶり円安水準を更新…経団連会長「円安過ぎる」
読売新聞 / 2024年4月23日 20時39分
-
2いなば食品、大炎上でも「不買運動」が起きぬ理由 キリンはあれだけ盛り上がったが…どこに違いが?
東洋経済オンライン / 2024年4月23日 18時10分
-
3パナ、電動自転車発火の恐れ バッテリー14万個リコール
共同通信 / 2024年4月23日 18時32分
-
4「配属ガチャ」対策を進める企業が、一度立ち止まって考えるべきコト
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年4月24日 8時15分
-
5【要注意】自宅に「エコキュートの無料点検をします」と突然の来訪! 悪徳業者の「詐欺」の場合もあるの? 正規業者との見分け方や注意点を解説
ファイナンシャルフィールド / 2024年4月22日 5時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください