ノルドストリーム１、修理中タービン未着 もう1台に不具合＝ロ報道官

ロシアのペスコフ大統領報道官は２６日、欧州向けガスパイプライン「ノルドストリーム１」のガスを送り出すタービンについて、カナダで修理中だった１台がまだ届いておらず、別の１台に不具合が見られていると述べた。（２０２２年　ロイター／Hannibal Hanschke）

[モスクワ ２６日 ロイター] - ロシアのペスコフ大統領報道官は２６日、欧州向けガスパイプライン「ノルドストリーム１」のガスを送り出すタービンについて、カナダで修理中だった１台がまだ届いておらず、別の１台に不具合が見られていると述べた。

ロシア国営ガスプロムは前日、ノルドストリーム１のタービン１台を追加的に停止させるため、２７日から供給量が日量３３００万立方メートルに減少すると表明。供給量は従来水準の約２割程度に減少することになる。

ペスコフ報道官は「 タービンに不具合が出ている。（カナダで修理中だった）タービンはまだ返却されていない」とし、「ロシアに対する制裁措置で状況が決定的に複雑化している」と指摘。西側諸国の制裁措置がなければノルドストリーム１は正常に稼働しているはずだと述べた。

その上で、ガスプロムが前日に停止させると表明したタービンについて、何らかの不具合が見られていると述べた。